DCI (2)

続き。

記事内容

TR社は三大分野(自然科学と技術、社会科学、人文科学)から 研究データを集める。個々のリポジトリが multi-disciplinary なのか inter-disciplinary なのか特定の分野に特化しているのかは問わない。

国際的多様性

国際的な利用者に情報提供するため、TR社はリポジトリの国際的多様性を 求めているけれども、その一方で地域的な研究活動にも適切に配慮する。 リポジトリの対象範囲の大小(国際的、国単位、地域、機関)によらず、 また多分野か特定分野特化なのかによらず、すべてのリポジトリに対して 一貫した基準で選別を行う。

データの引用と標準

研究コミュニティはデータの引用と帰属を調べたいと強く望んでいるものの、 一貫した標準は存在しないし、研究論文の引用文献一覧にデータが記載されることは 稀である。 これを解決するため、TR社は各レコードに標準化された引用書式を提供し、 データ引用を促進する。引用書式を決める際には多数の既存標準を評価した。 その結果、TR社は DataCite の引用標準を採択した。というのも、これは 一般的に支持されており、データの種類や分野を問わず適用可能な能力を 持っているからである。

データ引用及び、リポジトリ内容と文献のリンクはTR社と研究コミュニティにとって 重要な地位にあるため、格納データの引用・被引用に関する参照を提供する リポジトリには優先権が与えられる。

リポジトリの推薦

特定のリポジトリを採録するように推薦したい場合は、 詳しい情報をメールで知らせてくれ。

(ここまで)

DataCite citation standard って何なんですかねぇ。 TRに対して自薦することもできるらしいな。