FreeBSD アップグレード(10.1)

基本的にクリーンインストール派なのでアップグレードはあまり使わないのだが、 後学のため、空き家になった旧サーバで最新のアップグレード手順の確認をした。

まず一応、パッチレベルを最新にする(10.0-p17)。

# freebsd-update fetch
# freebsd-update install
# reboot

その後、 10.1 にアップグレードする。

# freebsd-update upgrade -r 10.1-RELEASE
# freebsd-update install
# reboot
# freebsd-update install
# pkg upgrade
# freebsd-update install
# reboot

自動的に最新パッチがインストールされるらしく、 10.1-p6 になった。 install の実行数が2回から3回に増えているのは、

  • ユーザランドインストール

  • 不要ファイル削除

のプロセスを分離するためのようだ。3回目では古い *.so が削除されるため、 その前に ports のリビルドとかをしろということらしい。

ZFS 関係が改良されているためzfsストレージのアップグレードも必要だが、 省略。

ZFS に bookmarks という機能が追加されたらしい。これはスナップショットの メタデータだけを保存するという機能のようで、スナップショット自体を消した 後でもメタデータだけは残すように使うらしい。 つまり、データブロックは残ってないのでロールバックはできないが、 どのデータブロックが更新されたかは検出できるので zfs send で同期させる時の目印には使える、ということのようだ。

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